自己肯定感とは、自分自身に対する肯定的な評価のことです。
自己肯定感が高い人は、自分を受け入れ、自分に自信を持ち、自分の能力や価値を認めています。
一方、自己肯定感が低い人は、自分を否定しがちで自信を持つことが難しく、能力や価値を低く見積もってしまいます。
自己肯定感は、人生の質を左右する大切なものです。
自己肯定感が高い人は、前向きで積極的に物事に取り組み、成功体験を積み重ねることができますが、
自己肯定感が低い人は、ネガティブな思考に陥りやすく、うつ病や不安障害などの精神的な問題を抱える可能性が高くなります。
内閣府の調査によると、日本の若者は、自身を肯定的に捉えている者の割合が低い傾向にあることがわかっています。
2018年版の内閣府調査でも、「自分に満足」という人の比率は、欧米諸国で80%台なのに対して日本では40%台、
「自分には長所がある」という人の比率は、欧米諸国では90%前後なのに対して日本では60%程度となっています。
また、平成26年版 子ども・若者白書を元に作成された記事によると、「自分自身に満足している」という質問に対しての日本人の自己評価は、
「そう思う」「どちらかといえばそう思う」という答えを合わせても45.8%でした。
これらの調査結果から、日本人の自己肯定感が低い原因は、過去の失敗やトラウマ、育った環境や家庭環境、人間関係の悩みやストレス、
自分自身に対する否定的な考え方、精神的な問題、例えばうつ病や不安障害などが挙げられます。
自己肯定感が低い原因は人それぞれ異なりますが、以下のようなものがあります。
・過去の失敗やトラウマ
・育った環境や家庭環境
・人間関係の悩みやストレス
・自分自身に対する否定的な考え方
・精神的な問題、例えばうつ病や不安障害
自己肯定感を高めるためには、
自分自身に対する否定的な考え方を改善することが大切です。
その前に、自己否定につながる劣等感や罪悪感の原因となっている事柄は、本当にあなたの短所ですか?
本当に誰かより劣ったり罪を感じなくてはいけないことでしょうか?
よく考えてみると思い込みだったなんてこともありますよ。
そのうえで改善すべきことがあるなら
・自分の短所や弱点を自覚して受け入れる。
・自己肯定感が高い人と意識的につるむようにする。
・ネガティブな言動は控え、前向きな言葉を発することを習慣にする。
・自分を褒めたり、認めてくれたりする人を見つける。
・小さな目標を設定してクリアすることを繰り返し、成功体験を重ねていく。
・人の意見は気にせず、自分の気持ちに素直に行動する。
・筋トレやダイエットに励み、自分の理想とする体型を目指して努力する。
・自己肯定感を上げてくれる本を読む。
・ノートや手帳に1日の良かった事を書く習慣をつける。
これらの方法は、自己肯定感を高めるために有効です。
ただし、自己肯定感は人それぞれ異なるため、自分に合った方法を見つけることが大切です。